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重症化しなければ問題ない? コロナ後遺症の問題

 

蔓延防止措置が延長・拡大は合理的か?

 

蔓延防止措置が延長・拡大されています。自治体の自主的な判断を尊重しつつ、以前のような混乱なく政治的決定がなされています。

 

飲食店への協力金は合理性を欠いていますが、オミクロン株の拡がりとファイザー社製の経口薬の流通までの必要な時間的猶予を考慮すると、今回の措置は政治的にやむを得ない側面があります。

 

ビジネス上も1月後半から2月までは通常、閑散期でもあり「我慢するなら今」というのが裏にある心情です。

 

亜鉛サプリ「令和の広島かき」の題字は、書家の茂住菁邨によるものです。立春大吉の御札には、厄除けの意味があります。

 

 

ここで注意したいのは、オミクロン株は感染力は強いがコロナウィルスの弱毒化の兆候を示すものであり、重症化リスクが低いので感染しても問題がないという言説です。さらに進んで、むしろ感染したほうが集団免疫の観点から良いのだという主張すらあります。

 

 

コロナ後遺症という問題

 

たしかに、社会経済活動の維持のためには重症化や病床使用率のベースとした政策判断が合理的です。また、濃厚接触者の隔離期間については、早急に運用の見直しに着手すべきです。ここは朝礼暮改でも構わないでしょう。

 

※その後、岸田政権は隔離期間を原則7日、保育士らのエッセンシャルワーカーについては5日目に待機を解除する方針を示しました(1月28日追記)

 

しかし、現時点では、感染後の後遺症については明らかになっていないことが多い点に留意が必要です。

 

後遺症の原因としては、自己抗体、ウィルスによる過剰な炎症(サイトカインストーム)、活動性のウィルスそのものによる障害、不十分な抗体による免疫応答などが考えられますが、明確になっていません。このため、後遺症の治療には長い時間がかかる場合もあり、感染から1年経過後も症状が見られる場合があります(東京都 新型コロナウィルスの後遺症について)。

 

※参考:オミクロン株、国内外で子どもの感染者急増…重症化は少ないが後遺症に注意

※永野芽郁 コロナ感染後に抱えていた味覚障害…女性は男性の1.6倍と調査報告も

 

それゆえ、重症化しないからという理由で、インフルエンザと全く同レベルという位置づけは難しいです。問題の深刻さから、後遺症への対策強化に乗り出す自治体も増えています。

 

 

 

コロナと亜鉛などの栄養素

 

ワクチン不足の現状では、ワクチンのみに頼らず、ヒトの側でのウイルス感染を防ぐ行動が求められます。

 

一般論的には、適切な食事・運動・睡眠で、免疫機能を整えることです。

 

また、コロナ禍で習慣となったマスク、手洗い、消毒という個人レベルの対策は貴重な国民財産であり、継続する必要があります。

 

さらに、日常の食事、食べものからの栄養摂取も極めて大切です。特に亜鉛とビタミンDを含む食材に注目が集まっています。

 

亜鉛を多く含有する食材としては、牡蠣や牛肉などがあります。ビタミンDが含まれる食材は意外に限定的なのですが、きくらげなどのきのこ類などに多く含まれます。普通の食事からの摂取は難しいクロレラは、全食品中で最もビタミンDが含まれている食材です。

 

※参考:菊池中央病院 新型コロナウイルス感染症と亜鉛

 

 

 

 

しかしながら、亜鉛とビタミンDは、日本人にとって必要摂取量が不足している栄養素の代表です。

 

これらの含有食材が特定のものに限られるからです。それゆえ、牡蠣などの自然素材を用いた安心して経口できる亜鉛サプリ・ビタミンサプリなどを有効活用してみるのも、一案となります。

 

後遺症の中で、特に代表的なものは「倦怠感」に加えて「味覚障害」です。亜鉛を含む栄養機能食品の場合、「亜鉛は、味覚を正常に保つのに必要な栄養素です」との記載が可能になっています。

 

後遺症患者に多く見られるのが亜鉛不足で、味覚・嗅覚障害を長引かせる原因の1つといわれているそうです。

新型コロナウイルスに感染し、舌で味を感じる部分の「味蕾(みらい)」や、鼻で匂いを感じる部分の「嗅球(きゅうきゅう)」に炎症が起きると、味や匂いが分かりにくくなります。亜鉛は、味蕾や嗅球の細胞を復活させるために重要な成分のため、不足すると細胞が復活できず症状が戻らなくなるそうです。引用:健康カプセル!ゲンキの時間

 

いずれにせよ、春需に向けて社会経済活動を本格化するためにも、政府や社会、個人のレベルまでしっかりとした対策を行うことが求められています。

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「合同会社イシュメイル」は、魚食の健康機能性を軸とした食文化の創造再生を理念とした会社です。現在、スーパーマーケット、生協、居酒屋チェーン、飲食店などのお客様に向けての様々なサポートを実践しております。また、「令和の広島かき」をはじめとした水産系素材のビタミンやミネラルといった栄養成分を活用したサプリメントの開発を行っております。

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