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日本における牡蠣の産地(3):岡山県【随時更新まとめ記事】

一年で牡蠣が成長できる漁場

 

生産数量が全国3位は岡山県です。岡山県の三大河川(吉井川、旭川、高梁川)から流れ込む豊富な植物プランクトンが牡蠣のエサになり、成長が促されることで1年で出荷可能となることから、「1年かき」と称されています。産地としては日生(ひなせ)が有名です。

 

 日生や牛窓(うしまど)で生産された牡蠣は、岡山県漁業協同組合に集荷されて、迅速に洗浄・パック詰めまでを行い、出荷されてます。

 

岡山県における生産数量は、むき身換算で、2000年台前半には4,000トンに到達しつつあったが、経営体数の減少や環境変化などの様々な要因から10年台になってからは2,500~3,500トン前後で推移しています。牡蠣養殖は、県内水産物の4割の生産金額を占める重要品目であるだけに採苗から成育に至る安定性の実現が急務になっています。

 

 

全海域が生食用として出荷が可能

 

自然環境に恵まれた優位性から岡山県における全海域が清浄海域に区分されており生食用としての出荷が可能となっている点も訴求ポイントです。広島におけるような行政による厳格な海域分けの規制・管理をする必要がないのです。

 

とはいえ、ここにきて、きれいな海であることや周辺人口が少ないことから、海の栄養が逆に足りていないという指摘も出てきています。きれいな海になりすぎてしまい、魚や貝類にとって栄養となるりんや窒素などの栄養塩が不足するというのです。※NHK WEB特集“きれいすぎる海”で、いま何が

 

りんや窒素は、生活排水や工場排水に含まれ、赤潮の原因として問題視されていました。それゆえ浄水によって取り除く施策が一貫してとられていたのです。ところが、こにきて牡蠣のみならず、ノリの色落ちやイカナゴなどの漁獲量の深刻な減少を受けて「きれいな海から豊かな海へ」の方針の転換が図れています。

 

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