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日本を代表するスーパーであるライフが春牡蠣を謳う まだ亜鉛サプリはいらない?

 

チラシにテーマを持つスーパーは違う

 

 

正直なところ、春になると暖かくなると量販店からの生かきの納品依頼は少なくなります。一般には、牡蠣=秋の印象があります。

 

冷凍品を利用した牡蠣フライなどが定食屋や弁当チェーンなどで一斉に売り出される光景などもあり、そういう印象が醸成されています。

 

ところが、関東だけでも200店舗近くを有するライフが、春牡蠣の販売を強化しています。

ライフのような一流でありながら大衆目線を有するスーパーが、まだ認知の低い春牡蠣を謳ってくれるのは極めて影響力があるアクションです。現場との相互対話をしつつ、バイヤーがしっかりとしたテーマを持ってリードしているからこそ、できるチラシです(たぶん)。

 

 

大きく、アミノ酸の旨味を蓄えている春牡蠣を、ぜひ生からソテーなどにして味わってみていただきたい。ライフに弊社グループから納品しているわけではないのですが(汗)、実際に売場に置いているのは素晴らしい牡蠣であり、トレーへの並べ方も美しいと評価できます。

 

 

 

春牡蠣という需要を創造する

 

もちろん、100g199円という価格は、業者の立場からは泣きたくなる価格です。かきの採苗、成育、収穫、殻剥き、集荷選別、広島からの航空機での配送に至るまでの労苦を思うとしんどすぎる価格です。現地からすると、冷凍加工用の原料を集荷したほうがマシという声も聞かれます。

 

特に今年は、外国人技能実習生が日本に入ってこれないことから、3月になっても収量が上がらず仕入相場も上がり続けています。利益のでる余地がない状態が続いています。

 

シビアな話では、産地偽装問題の発生で販促できないアサリの売上を補う意味もあるかもしれません。

 

とはいえ、まずはお客様・消費者の方にこうした特売を通じて春の旨い牡蠣を知ってもらうことが大事です。無理に早秋から始めるのではなく、5月の卵を持ち出す前まで、しっかりと生かきの販売を継続してもらうこと、これが長期的には出荷業者の大きな助けになるはずです。

 

今はまだ牡蠣亜鉛サプリよりも生牡蠣のほうが、苦手でなければ、おすすめです!

 

 

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健康機能性に基づく魚食文化の創造再生 | 合同会社イシュメイル

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「合同会社イシュメイル」は、魚食の健康機能性を軸とした食文化の創造再生を理念とした会社です。現在、スーパーマーケット、生協、居酒屋チェーン、飲食店などのお客様に向けての様々なサポートを実践しております。また、「令和の広島かき」をはじめとした水産系素材のビタミンやミネラルといった栄養成分を活用したサプリメントの開発を行っております。

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