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シーフードミックスが売れている

シーフードミックスが昨々対比で6割以上売れている

 

都内も雪が降る異常な寒波が襲来しています。

新型コロナの第6波が押し寄せる中で、外出する機会を自然に減らす効果がありそうです。事故の危険もあり家路に急ぐべきでしょう。

 

 

 

 

ところで、コロナ禍で冷凍水産物の動きが激しくなっています。ひと昔前まではスーパーの冷凍コーナーと言えば、エビフライくらいしか並べるものがない寂しい場所でした。が、急に活況を呈しています。

 

特に、60代女性を中心に水産素材を混合したシーフードミックスの引き合いが強く、コロナ禍での焼きそばやお好み焼きなどの調理需要を確実に捉えました。家庭用冷蔵庫の常備品の地位をいつのまにか獲得したのです。既に売上堅調であった昨対ベースで120%を上回っています。これはコロナ前であった2年前との「昨々対比較」において6~8割増を意味します。

 

 

水産売場のみならず、今後は冷凍食品売場においても素材を提案を強化するメーカーもでてきました。これまではえび、いか、あさりなどの定番素材の組み合わせでしたが、これからはバリエーションを増やした形での商品化もすすむように思われます。

※コロナで「売れた」「売れなくなった」商品TOP30

 

 

冷凍水産物の取扱いについて:解凍が重要です

 

ただし、実はこの冷凍水産物の家庭での取り扱いについては注意したい点があります。

 

それは塩水での解凍です。3%程度でよいのですが、ボールなどに塩水を入れて洗ってからお料理に使用してください。シーフードミックスの場合は、塩水に30分程度漬け置きするのがベストです。塩水で軽く洗うだけでも全く味が異なるので絶対に実施してほしい工程です。

 

その理由は、

 

①第一に、グレーズ(塩水の冷凍膜)を除去する必要があるからです。

冷凍牡蠣も同じなのですが、シーフードミックスも冷凍ヤケを避けるために表面に薄い膜で覆っています。塩水の膜です。それゆえ、まずその膜を除去したほうが衛生的です。

 

②第二に、旨味と触感が逃げてしまうからです。

シーフードミックスをそのまま解凍したり水に浸けて解凍したりすると、この表面に付着したグレーズ(塩水)によって生じる浸透圧の影響で旨味や水分が外に逃げてしまいます。さらに、水分が逃げる影響で魚介類が縮んでぷりぷりとした食感も損なわれるため、不味くなってしまうのです。

 この浸透圧の問題はマグロの柵などでも同様で、塩水で軽く洗ってから冷蔵庫で解凍するだけで、まったく食感が異なってくることを注記しておきます。

 

なお、解凍後は水気に残る臭みを除去するため、キッチンペーパーで素材を拭いてから使用することは、すべてに素材に共通しています。

 

 

 

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「合同会社イシュメイル」は、魚食の健康機能性を軸とした食文化の創造再生を理念とした会社です。現在、スーパーマーケット、生協、居酒屋チェーン、飲食店などのお客様に向けての様々なサポートを実践しております。また、「令和の広島かき」をはじめとした水産系素材のビタミンやミネラルといった栄養成分を活用したサプリメントの開発を行っております。

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