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2026年9月18日の捕鯨TAC配分変更――ニタリクジラ153頭の内訳を読む

水産庁は2026年9月18日、2026管理年度の大型鯨類に関する漁獲可能量(TAC)の配分を一部変更しました。変更されたのはニタリクジラの母船式捕鯨業と基地式捕鯨業への内訳です。

ニタリクジラ全体のTACは153頭のままで、総数が増えたわけではありません。新旧対照表をもとに、どこが変わったのかを整理します。

港に停泊する捕鯨母船・関鯨丸の船体
捕鯨母船「関鯨丸」。当サイトが権利を持つ2024年の資料写真です。今回の配分変更の発表場面を撮影したものではありません。

変更前は143頭と10頭、変更後は151頭と2頭

水産庁の新旧対照表では、ニタリクジラの母船式捕鯨業への配分が143頭から151頭へ、基地式捕鯨業への配分が10頭から2頭へ変更されています。

一方、両区分の合計は変更前も変更後も153頭です。今回の資料から読み取れるのは、全体枠の追加ではなく、同じ総枠の中で8頭分の配分先が変わったということです。

9月18日変更の要点

  • ニタリクジラ全体のTAC:153頭(変更なし)
  • 母船式捕鯨業:143頭から151頭へ
  • 基地式捕鯨業:10頭から2頭へ
  • TACや配分は上限を示す数字で、捕獲済みの頭数とは別

「総枠」と「配分」を分けて読む

TACの資料では、鯨種ごとの総枠と、漁業区分ごとの配分を分けて確認する必要があります。配分の内訳だけが変わる場合、見出しや数字の一部だけを見ると、全体枠まで増減したように受け取ってしまうことがあります。

今回の変更理由は、公開された変更資料と新旧対照表には記載されていません。そのため、事業者の事情や行政の意図を推測して断定することは避け、確認できる数字だけを紹介します。

2026年の4鯨種のTACと合わせて確認

イワシクジラ、ニタリクジラ、ミンククジラ、ナガスクジラの総枠や、TACと捕獲実績の違いは、当サイトの2026年の4鯨種のTACを読む記事で整理しています。鯨食文化については「くじらの日」の記事もあわせてご覧ください。

一次情報

本記事は公表資料の数字と読み方を紹介するもので、商品の効能・効果や特定事業者の優位性を示すものではありません。

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