水産庁の捕鯨資料が9月版に――2026年の4鯨種のTACを読む
水産庁の「捕鯨をめぐる情勢」に令和8年9月版が掲載されました。今の日本の捕鯨を知るには、印象的なニュースだけでなく、対象となる鯨種と資源管理の数字を確認することが大切です。
資料には2026年管理年度(1月1日から12月31日)の大型鯨類のTAC(漁獲可能量)と配分が示されています。ここでは4鯨種の数字と、「枠」と「捕獲実績」の違いを整理します。

2026年の大型鯨類は4種が対象
9月版資料の表では、ミンククジラ、ニタリクジラ、イワシクジラ、ナガスクジラの4種について、推定資源量、捕獲可能量、TAC、配分数量が別々の列で示されています。母船式捕鯨業と基地式捕鯨業への配分も、種によって異なります。
2026年のTACは、ミンククジラ145頭、ニタリクジラ153頭、イワシクジラ56頭、ナガスクジラ58頭です。これらは管理上の上限を示す数字であり、すでにその数だけ捕獲したという意味ではありません。年度末までの実績は、別の公表資料で確認する必要があります。
- TACは「捕獲済みの頭数」ではなく、管理年度の漁獲可能量
- 推定資源量、捕獲可能量、TAC、当初配分は同じ数字ではない
- 定置網での混獲数を捕獲可能量から差し引く扱いが注記されている
- 右側の参考欄は2025年の数字で、2026年の捕獲実績と混同しない
「資源管理」と「鯨食文化」を一緒に考える
鯨を食材として利用するには、対象種を定め、科学的な資料を基に枠を管理する仕組みが欠かせません。一方で、制度の説明だけでは、鯨料理が地域の食卓にどう伝わってきたかは見えてきません。
当サイトの「くじらの日」と鯨食文化の記事では、料理や食の記憶を紹介しています。今回の数字と合わせて読むと、文化を受け継ぐことと資源を丁寧に利用することの両方を考えられます。
モビーディックは鯨を知る入口の一つ
海の素材への関心が広がった方には、当社の「MOBY DICK(モビーディック)」もご紹介します。商品名は『白鯨』に由来しますが、今回の水産庁資料はサプリメントの効果を示す資料ではありません。また、商品を「鯨肉そのもの」や「捕獲した鯨由来の製品」として紹介するものでもありません。
配合素材や食品としての摂取目安はモビーディックの配合案内で確認できます。購入を検討される場合は、Amazonの商品ページにある最新の表示・価格・在庫をご確認ください。
一次情報
本記事は公表されている捕鯨制度と資料の読み方を紹介するもので、商品の効能や効果を保証するものではありません。