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改めて語られる亜鉛の効能・効果

常に見直される亜鉛の効果

 

ここにきて、改めて基本的な栄養素(ミネラルとしての)である亜鉛の効能・効果についての情報が充実しています。気が付いた情報をまとめます。

 

コロナが常態化する中で、インフルエンザやマイコプラズマ肺炎など、見えない敵に対する予防を意識しなければいけない状態が続いています。本業の取引先においても、大事な師走のこの時期に倒れてしまい、仕事をお休みせざるをえない人が続出しています。大事に至らないことを祈るばかりです。

 

 

コロナによる重症化と亜鉛不足の関係

 

 

過去にコロナ感染と亜鉛不足との関係を海外の研究をソースに紹介しました。日本の研究でも重症化と亜鉛不足の相関性が認められたようです。医学ジャーナリストの大西様の執筆記事を紹介します。

 

※新型コロナの重症化に亜鉛の欠乏が関係 亜鉛欠乏症だった患者は重症のオッズ比が3.6

 

そもそも亜鉛は筋肉や骨の成長に不可欠な必須栄養素で、免疫機能や体温の維持、味覚の維持にも深く関わっています。この点、栄養機能食品の表示としても記載ができます。

 

 前提となる知見として、亜鉛欠乏が味覚や嗅覚の障害、皮膚の障害、視力障害などを引き起こし、免疫力の低下や肺炎リスクの上昇に関係することが分かっていました。

 

 今回、新型コロナ感染症で入院した日本人を対象に、入院時の重症度と亜鉛欠乏症の関係について検討したのです。順天堂大学の松元先生の研究結果です。

 

 それによると

 

 重症患者の血清亜鉛濃度の平均は51.9μg/dL、軽症または中等症患者の平均は63.2μg/dLで、重症患者で有意に低くなっていました。

 

 また、

 

 重症度と血清亜鉛濃度の間には逆相関関係(重症度が上がるほど血清亜鉛濃度は下がる)が認められました。

 

 この結果は、亜鉛を摂取すれば重症化が避けられることを示すものではないです。しかし、この傾向性を考慮すると、亜鉛が不足しないように意識することが大事であることは確かでしょう。

 

 

風邪と亜鉛

 

 一般の風邪にも亜鉛の効果がさらに認識が深まっているようです。これは毎日の有料記事です。

 米メリーランド大学医学部のSusan Wieland氏らによる研究です(「Cochrane Database of Systematic Reviews」)。

 

 ※「風邪を引いたら亜鉛」は本当だった……

 

 亜鉛を風邪薬として用いると風邪をひいている期間が短縮されるという結果がでました。

 

 必須ミネラルである亜鉛は、鼻や口、喉でのウイルスの複製を妨げる効果があるからだという。ただ、この複製妨害の効果は、マウス等による実験的な効果であり、人間への効果は明らかではない。また風邪予防効果については有意な結果は得られなかった。むしろ、治療のほうの効果、つまり風邪をひいている期間の短縮に優位性があった模様である。

 

 ただし、必要以上の過剰な亜鉛摂取は禁物である。吐き気や不快な味覚などの一定の副作用に注意を促しているという。

 

 

亜鉛のイメージの変化 精力増強からアンチエイジングへ

※中年男性の吸収型亜鉛摂取による体感は、「エイジングケア効果」だった

 

 次はUHA味覚糖さんの調査です。グミなどにも積極的に亜鉛含有の商品を、低廉な価格で出されていることからPRも兼ねた調査であると思われます。

 

 サプリメント成分としての亜鉛に期待する効果は、長らく男性機能の回復であり、精力の増強であった(いわゆる強精であり性欲アップやED改善)。だからこそ男性向けのサプリメントには少量でも必ず配合されていた印象です。

 

しかしながら、昨今の亜鉛摂取をした方の体感としては、活力改善や関節などの身体機能の行動能力の改善を感じるという意見が多かったとのことです。特定の場面というより、日常における全体的な身体的な活動能力の改善です。

 やや誘導的なアンケートであるような気もするのですが、亜鉛摂取に関する一般的なイメージの変化そのものが回答に影響を与えている可能性もあるでしょう。実際のところ、日本人の場合は必要摂取量が不足しているので、亜鉛摂取の意識の高まりは、それ自体がプラスであるといえます。

 

 

 

 

 

 

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「合同会社イシュメイル」は、魚食の健康機能性を軸とした食文化の創造再生を理念とした会社です。現在、スーパーマーケット、生協、居酒屋チェーン、飲食店などのお客様に向けての様々なサポートを実践しております。また、「令和の広島かき」をはじめとした水産系素材のビタミンやミネラルといった栄養成分を活用したサプリメントの開発を行っております。

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