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令和の理念をもって 国葬中止の意見について

 

国葬中止の意見について

 

安倍元総理の功績について、政治的な立場によって様々な解釈がありうるでしょう。

森友学園や加計学園の事件、桜を見る会の問題など釈然としないという考えもありえることです。今回の不幸を含めて安倍元総理にとっても、来るもの拒まずの鷹揚な政治態度が災いした可能性もあります。

 

ここにきて「国葬中止をしなければ子どもを誘拐する」という脅迫メールが自治体に届いているといいます。暴力の連鎖を示唆するものであり、悲しい行為といえます。

 

国葬については、ひろゆきさんのように、コストパフォーマンスや税金の観点から評価するできます。ただ、そればかりでなく、民主主義のプロセスを守るための象徴的イベントと解釈することも可能でしょうか。

 

選挙は、言葉を闘わせて優劣を競う民主政治の要諦です。表現の自由を基づくものです。これを暴力で否定する行為に対して、ノーを言うことの意味性を、目下の国際情勢において考慮すべきです。ロシアによるウクライナへの暴力の優位性を相対化する含意を発することにも繋がります。

 

日本国憲法21条が保障する表現の自由は、安倍元総理の安定長期政権や地球儀を俯瞰する外交という政治的成果とは別に、左右に共通する基盤です。そうであるならば、与野党ともに、協力して「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味を推し量り、政治的対立を超えて協力する基盤はあると考えます。

 

国葬という形にこだわるよりも、民主政治を守るためのクラウドファンディングのようなものを実施してもよいかもしれません。半ば無意識にとられてしまう税金を使用する点に納得感がないからです。

 

安倍元総理の政治的評価というより、この葬儀を民主主義的な意味解釈によって有効に生かすのです。

 

できる限り野党を含めた様々な立場の意見を織り込みながら、この葬儀を政治利用しない姿勢を岸田総理大臣に期待したいです。政治は対立する意見を統合する営みである以上、国を挙げた葬儀自体に反対する人もいるでしょう。とはいえ、反対の声を上げられる環境こそ、もっとも大事な日本の在り方です。

 

岸田総理には、令和の時代にふさわしい形で、様々な反対意見にも真剣に配慮された動きを期待したいです。今回に関しては、与党内の人たちだけに聞く耳をもつような態度ではおそらく通用しないです。

 

 

 

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