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11月3日から「いいさかなの日」――知らない魚に出会う“魅了ギョWEEK”

魚売り場で、名前は見たことがあるけれど、どう料理すればよいか分からない魚に出会ったことはありませんか。そんな“ちょっと知らない魚”へ目を向ける週間が、今年もやってきます。

水産庁は10月23日、11月3日から7日までの「いいさかなの日」を、2026年は「魅了ギョWEEK」として展開すると発表しました。主役は、味や利用価値があっても、知名度や流通の事情から十分に使われてこなかった魚たちです。

海中を群れで泳ぐアイゴの幼魚
台湾・龍洞湾で群れをつくるアイゴの幼魚。2013年の参考写真で、日本の「魅了ギョ・プロジェクト」で扱われる漁獲物や産地を撮影したものではありません。撮影:Vincent C. Chen/Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0、掲載用に縮小・内容変更なし)

「いいさかなの日」は11月3日から7日

水産庁は毎月3日から7日を「さかなの日」、なかでも11月3日から7日を「いいさかなの日」としています。魚を食べる機会を増やすだけでなく、水産物を持続的に利用する大切さを伝える期間です。

2026年のテーマは「魅了ギョWEEK」。水産庁によると、さかなの日の賛同メンバーは9月末時点で1,172に増え、行政、産地、流通、小売、飲食などが連携して商品開発や情報発信を進めます。

そもそも「魅了ギョ」ってどんな魚?

海洋環境が変化すると、これまでと違う魚が多く水揚げされたり、漁獲時期がずれたりします。ところが、消費者に名前や料理方法が知られていなければ、味や利用価値があっても販路が広がりにくくなります。

水産庁は、いわゆる低・未利用魚を含め、資源の持続的利用を前提に、利用拡大や付加価値向上が期待される魚を「魅了ギョ」として紹介しています。“安い魚”“価値の低い魚”という意味ではなく、知られていない魅力を見つけ直そうという考え方です。

2026年の重点魚種

  • アイゴ:磯焼けとの関係が指摘され、漁獲後の速やかな処理が利用の鍵
  • ボラ:臭みのイメージがある一方、地域や季節によって食文化がある魚
  • アカエイ:貝類を食べることがあり、軟骨を含む食感を生かした利用を検討
  • シイラ:海外では「マヒマヒ」として知られ、漁場の北上も注目される魚

今回はアイゴが交流会のテーマに

11月27日に予定される第1回「魅了ギョ・交流会」では、アイゴが取り上げられます。産地での活用事例を共有し、商品化や販路づくりの課題を話し合う計画です。

アイゴは海藻を食べ、藻場が失われる「磯焼け」の一因として語られることがあります。ただし、アイゴを食べれば磯焼けが自動的に解決するわけではありません。漁獲、処理、流通、需要づくりをつなぎ、地域の海の状況に合わせて取り組む必要があります。

知らない魚を買うときの三つのコツ

  • 店員に料理方法を聞く:塩焼き、煮付け、揚げ物など、魚に合う方法を一つ教えてもらう
  • 下処理済みを選ぶ:最初は切り身や加工品から試すと、家庭で扱いやすい
  • 表示を確認する:魚種、原産地、消費期限、保存方法、加熱の要否を確かめる

珍しい魚だからといって、どれでも持続可能とは限りません。資源状態、漁獲方法、地域での利用状況は魚種や海域によって異なります。「未利用」という言葉だけで環境に良いと決めつけず、産地や行政の説明も合わせて見ることが大切です。

自分で釣った魚は魚種確認を確実に

魚には毒を持つ種類や、ひれの棘などに注意が必要な種類があります。見慣れない魚を自己判断で調理せず、自治体や専門家の情報で種類と安全な扱い方を確認してください。

広島の海でも「いつもの魚」だけではない

広島では11月2日に今季の牡蠣の水揚げが始まる予定で、その翌日から「いいさかなの日」が始まります。おなじみの広島かきに加えて、瀬戸内で水揚げされる魚の名前や旬にも目を向ける良い機会です。

広島かきの最新状況は、11月2日の水揚げと最新検査をまとめた記事をご覧ください。魚の資源評価で使われる言葉については、「魚種」と「系群」の違いを解説した記事で整理しています。

一次情報

関連商品情報:本記事の水産政策や魚種情報は、個別商品の品質・安全性・効果を示すものではありません。商品情報は令和の広島かき、MOBY DICK(モビーディック)の各Amazonページでご確認ください。

本記事は2026年10月27日時点の水産庁公表資料をもとにしています。特定の商品やサプリメントの効能・効果、疾病の予防・治療を示すものではありません。

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