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加熱して食べたい くじら赤肉 の料理

 

赤肉は刺身だけではなくおかずメニューになります。

 

街中に売っている鯨の赤肉をみると刺身用のスライスが多いです。

ただ、すこしスジっぽい鯨の赤身のお肉も加熱して調理すると、実は美味しくいただけます。

 

鯨は体が大きいため、実は刺身用以外の加熱用のお買い得な部位もたくさんあります。本日は、そんな加熱用赤肉を使ったおすすめのメニューを紹介いたします。

 

調味料の量は少な目を意識しておけば、後で調整できるので適当でけっこうです。

 

 

1.くじら料理の王道:竜田揚げ 

 

 クックパッドなどの料理レシピを検索すればたくさん掲載されています。

 

 

酒、みりん、しょうゆ、オイスターソース、すりおろし生姜、すりおろしにんにくを混ぜた漬け汁に、スライスした鯨赤肉を入れます。ビニール袋でよくもみこむか、30分以上の漬け込みをしてください。

 

分量イメージは、肉200gに対して醤油おおさじ2、オイスターソースこさじ1ぐらいです。

 

ただ何よりのポイントは、実は肉のスライスと粉付けにあります。

 

5ミリ以下にうすくスライスするのが、とにかく重要なポイントです。できれば3ミリをめざします。

さらに、紅葉が葉が浮かんだ竜田川の姿のような外形にするには、多めの片栗粉をつけましょう。

それをすぐに揚げます。

 

 薄い竜田揚げは、上にあがってきて赤く色づいたら取り出してください。

 

薄く切ることで、鯨肉で作った竜田揚げは、くじら肉のもっさりとした食感が気にならなくなります。

 

マヨネーズをつけていただくのが、おすすめです。

 

2.くじら入り野菜炒め:ニラゲー

 

どうせ揚げ物をするならたくさん竜田揚げを作ってしまいましょう。

あまっても、冷蔵庫で保存すれば、しばらく食べられます。加熱すると独特の野性味がでるので、竜田揚げは冷めたほうが旨いという人もいるくらいです。

 

あるいは、「くじら入り野菜炒め=ニラゲー」に発展させるのがおすすめです。

 

竜田揚げの残り物を使わずとも、薄くスライスした赤肉に、塩胡椒をして、片栗粉を振ってから油で炒めてバットに取り出せばよいです。この場合も3ミリ程度の薄さで。片栗粉か薄力粉は必須です。鯨は固くなりやすいからです。さらに胡椒は強めで、表面がかりっとした感じに炒めます。

 

 

調理手順は以下の通りです。

 

①竜田揚げの残りを用意するかか、粉付けした鯨肉を炒めてバットにとりだす。

②中華鍋におおさじ1の油をひき、キザミにんにくと生姜を入れ、加熱する。

③人参や玉ねぎなど硬めの野菜を入れて中火で炒める。

④もやし1袋を炒める。だいたい40秒ほど。

⑤ ①の鯨肉を戻し入れる

⑥ 4センチ幅に切ったニラを入れる 

⑦ ⑥とほぼ同時にタレをいれる。タレは、事前に用意しておく。

  肉200gに対してしょうゆ 小さじ1~2 オイスターソース小さじ1、酒 大さじ1、

  味覇などの中華調味料 小さじ1、味の素3ふり を混ぜ合わせてタレを作る。

  竜田揚げを展開する場合には、オイスターソースは微量でよいです。

 

⑧ 強火で炒め合わせて、黒胡椒をふります。

 

ニラゲーのポイントは、揚げ焼きにした薄切りの鯨肉をバットに取り出すことです。あとは野菜炒めの要領と変わりません。野菜が多い料理で味をまとめるには、やはり味の素を使用したほうがよいと思います。

 

ニラゲーはレバーが苦手な人でも食べやすい料理として考案されました。

 レバーの代替として鯨肉によって鉄分を摂取できますし、バレニンといわれる抗酸化作用を有するイミダペプチドが赤肉には含有されています。身体の酸化を抑制すると一般に考えられています。美容の観点からもおすすめできます。

 

 

 

3.くじらのさっぱりポン酢レアーステーキ

 

とても簡単な料理です。くじらの小切肉などが入手できたときに試したい料理です。

ポイントは火を通し過ぎないことです。表面を焦げ付かせる感じで終いにしてしまってOKです。後は焼いてからお皿に盛る前に、包丁でスライスしてあげましょう。これも3ミリを目指し薄く、ローストビーフ的なイメージでやりましょう。

 

肉に脂分が少ないために、くじら肉のたんぱく質が凝固して固くなるばかりだからです。レア-な感じがおすすめされる理由です。表面を加熱殺菌することで食あたりのリスクは低減されますが、肉の鮮度感を確認してから自己責任で調理はするようにしてくださいね。

 

もっと薄く切った方がよいぐらいです!味は美味いです。

 

調理手順は以下の通りです。

①肉をたたく。瓶などでたたくとよいです。スジがある場合はスジ切りをします。

②肉に塩こしょうをします。鯨肉の場合、味に野性味があるので、こしょうは多めがよいです。

③肉に小麦粉を表面にふります。

④多めの油をひいたフライパンで、キザミにんにくをいれて香りをだします。そこに肉を焦げ目がつくように焼いていきます。表面を焦がす!肉の中には火を通しません。

⑤肉を焼いているフライパンにお酒か赤ワインを少々入れます。

⑥ポン酢か焼肉のたれを入れて、すぐに火をとめます。大事なのは肉の中に火を通さないことです。

⑦刻んだネギをたっぷりかけていただきます。

⑧お肉をお皿に盛りつけるときに、包丁でスライスしてやります。その場合もしつこいですが、3ミリを目指して薄くスライスしてあげてください。表面は加熱していますが、肉刺しのような料理です。薄くしてやらないと噛み切れないことがあるので、注意します。逆に加熱すると、鯨肉はもっさりとして美味しくないです。

 

 

 

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