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2021-04-23 18:22:00
ビタミンDとコロナウィルス

「令和の広島かき」は必須ミネラルである亜鉛系のサプリではありますが、相性のよりビタミンCと八重山クロレラを採用する珍しい調合のサプリメントです。令和を冠した理由は、私自身の妊活体験からも、国民のためのサプリをめざす必要があると感じていたからです。

 

 

ただ、本サプリは、味覚の正常化維持と粘膜保護という<栄養機能食品>としての機能を有する亜鉛のみならず、ビタミンDの観点からも着目されています。クロレラは食品中でビタミンDの含有量がもっとも多い食品だからです(ただし、ビタミンDの含有は確実としても、本サプリで個別の含有量のテストは行っておりません)。

 

 

ビタミンDについても、亜鉛と同様にコロナウィルス感染予防の観点からの情報がでているので共有します。ビタミンDは、日光を浴びることによって生成されるため、日光浴をすることで対策にはなりますが、他方で皮膚がんのリスクもあるため、いろいろな方法での摂取を考えたほうがよい栄養素です。

 

 

前回、亜鉛についてとりあげた医薬基盤・健康・栄養研究所は、やはり次のように指摘しています。保守的な書き方であるが、健康食品が誇大広告を抑制する立場と観点からは当然の主張なのかもしれません。

 

 

現時点では、インフルエンザに対して「ビタミンDが効く」といえる十分な情報は見当たりません。ましてや、新型コロナウイルス感染症に対して検討した論文は見当たりません。健康情報の拡大解釈にはご注意ください。

 

 

他方で、スポーツ栄養協会のHPには、やや中立的な観点から次のように指摘されています(下線 引用者)。

 

COVID-19関連死の原因として最も重要な病態は、急性呼吸窮迫症候群(acute respiratory distress syndrome;ARDS)である。ビタミンD欠乏とARDSリスクとの間には有意な相関が確認されており、COVID-19患者のARDSをビタミンDにより抑制可能であれば、COVID-19の重症化リスクと死亡率を低下させ得る。

 

ビタミンDは、体外からの摂取という外因性経路のほかに、皮膚への紫外線照射により内因的にも合成されるセコステロイド。ビタミンDレベルの低下は、肥満、糖尿病、心血管疾患、自己免疫性肝疾患などの多くの疾患リスクと関連することが報告されている。

 

 

本レビューは、Google Scholar、PubMed、Scopus、Web of Scienceという従来からある文献データベース、および、未査読論文のデータベースであるMedrevixを使用して行われた。なお、科学的エビデンスは通常、査読システムのあるジャーナルに発表された論文から構築されていくが、研究のスピードが重視される場合は未査読論文であっても重要な情報源として参照すべきとしてCOVID-19パンデミックという現状況下では、Medrevixなどの新規データベースが注目されている。

(中略)

ビタミンDが感染症抑止に有用であることを示唆する報告は近年、急速に増加している。そうではあるが、COVID-19を含む感染症の予防や治療にビタミンDレベルの向上を医学的に推奨するには、適切にデザインされたプラセボ対照無作為化比較試験によるエビデンスが求められる。

 

ただし、現在、連日何万人もの人々がCOVID-19を含むウイルスに屈している状況において、確固たるエビデンスの確立を気長に待ち続けることも許されない。

 

 

 

 

こうした中で、明確に医師の方で、ビタミンDの有効性を語る方もでてきています。静岡の田中消化器科クリニックはHP上で「緊急速報 ビタミンDでコロナ感染予防を」というタイトルで次のように報告しています。

 

 

 

ビタミンDはCaの吸収以外に、インフルエンザ等のウイルス感染症に有効であることが知られていた。今回コロナウイルスに血中ビタミンD濃度が30ng/ml以上の方はほとんど感染せず、さらに重症化しない論文が発表された。しかし、多くの方がビタミンD必要量30ng/mlに達していない(当院職員統計から)

 

欧州20か国の平均ビタミンD濃度と人口100万人当たりのCOVID-19死亡者数と感染者数の間には負の相関がみられる。

■血清ビタミンDレベルが高いほど
COVID-19によって引き起こされる死亡率が低い

■血清ビタミンDレベルが高いほど
COVID-19によって引き起こされる症例が少ない

Aging Clinical and Experimental Research (2020) Jul;32(7) P1196 を参考に作成

 

 

 

 

 

結局のところ、異なる意見の中で最終的には個々人で判断するしかないのが現状です。しかしながら、現況においてスポーツ協会が指摘するように確固たるエビデンスを待つだけの姿勢は無責任であるという点は、個人的には共感せざるをえません。